2009年05月02日
夢

先週の土曜日・日本テレビ
『ぶらり途中下車の旅』 箱根登山鉄道の旅編に知り合いが出演しました(和歌山では放送されてないかなぁ???)
私が10代の学生の時のアルバイト先のオーナーです((・・?)はて何十年前のこと(笑)ハハハ)
港区白金台に ラパンアジルという西洋アンティークショップと詩い人形という日本骨董の2店舗をもち、
渋谷PARCOにも店があり、
本業の鷹美術アトリエ村という美術学校も経営していました
本人は洋画家です
店内はフランスで暮らした時の絵のモチーフで集められた 素晴らしい美術品ばかりで
初めて訪ねた時に
バイトする子を探してるの一声に
即答「ハイ!!私来ます」と返事してました
心臓潰れそうなほど
ドキドキしたぁ
ナンシードームにエミールガレの作品
マイセンの古い食器に
ジュモーの1m以上あるビィスクドール
大きなレコード盤に蓄音機に家具やランプ……etc
有名服飾大学やTV局NH〇が購入したいと言われても 非売品でお断りした商品もありました
あの時 山口鷹先生に
「恭子ちゃん 本物だけ見なさい本物だけ見てれば 贋作はすぐにわかるから」と言われた言葉が 今でも思い出します
確かに にせものは 何かしっくりこないのです
ピンと来ないというか
妙な感じ
この時代の美意識が
今の私の元になっています
久しぶりにTVを通して鷹先生の元気な姿を拝見して懐かしかったぁ
8年前箱根の山の中の企業の保養所を買い取り 野鳥の巣箱を何百個取り付け山野草を何千と植え、自分ひとりで庭も家も造り続けています
美術館も出来上がる予定です
大地というキャンパスに絵を描いてるという言葉が印象的でした
先月の和歌山行きで 遊びに行った奈良の山のてっぺんにドームハウスを建てた友人もそうですが
構想ねって約20年たって現実にしています
土地探しだけで何年もかかり
見つけた土地には電気も水もないところから始まり
周りから そこには家は建たないと言われた常識を打ち破っています
夢を実現させるって
ほんと
あきらめない
遅々とした歩みでもやり続ける
相当の根性というか
エネルギーがいりますね
もちろん瞬発力も必要でしょうが
持久力に精神力のハンパじゃない強さを感じます
鷹先生は 仙人暮らしに憧れてたと言っていたので
大地に庭もミュージアムも創り続ける事が 生きる事と同義語なのでしょう
一生かけて どんな作品が出来上がって行くのが楽しみです
と 突然ですが
今 訃報がニュースで伝えられました
RCサクセションの忌野清志郎さんが亡くなったんですね
(ノ_-;)ショック
「僕の好きな先生」を初めて学生の時に聞いて以来ずっとファンでした
ご冥福をお祈り申し上げます
Posted by 恭子 at
23:36
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