2008年09月20日

エミール・ガレ


北澤美術館が所蔵する

アール・ヌーヴォーからアール・デコを代表する

ガレ・ドーム・ラリックのガラス工芸を今日は見てきました


諏訪湖畔沿いに車で10分程離れて北澤美術館の本館と新館がありますが

両方行ってきましたぁ
(=∩_∩=)


私はやっぱり エミール・ガレの作品が 堪らなく大好きです

10代の時 港区白金台にあったアンティークショップでアルバイトをしていましたが

オーナーが洋画家でフランスで暮らしていた時に
収集した中に

ガレやドームの花器や照明があり、いつも魅入ってました


今回 エミール・ガレ自身の作品・ 1904年に白血病で亡くなるまでのものを

一点 一点 大切に しっかり目に焼き付けてきましたが 若い時には 気がつけなかった

ガレの表現力・奥の深さ(技術も精神性も)

死期の近づいてる ガレの作品に 執念みたいなものを感じました

よくよくジィーット見なければ見落としそうな

蜻蛉の薄く透きとおりそうな羽や

モノクロの美意識を墨絵から学び 水面に命尽きて落下するトンボ

北斎から影響を受けた
鯛の図柄で見事に表現した双魚の花器

あまりに繊細で 精密な花
蘭の花が表と裏では朽ち果てる姿まで描かれ

ガレの屋敷には2ヘクタールもの庭園があり 珍しい植物が育てられていたそうです

ガラスの世界に表現される花達は 溜め息が止まらぬ程 まことに美しく

自然の移り変わりの刹那を 見逃さない 詩人のような芸術家

エミール・ガレに
魂をわしづかみにされたみたいに

果てしなく感動がずーっと続いています

吉方旅行に来れて
本当によかった

あ〜 やっぱりしあわせ
う〜 素敵な時間に感謝


ありがとう(ノ゜O゜)ノ
  


Posted by 恭子 at 23:12Comments(4)